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子供の場面緘黙症を見逃さないために覚えておきたい事。

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場面緘黙症とはどんな症状?

場面緘黙症とは話さないのではなく、話せない状態の事です。

クラスに1人は居た不思議なほどに話さない大人しい子は高確率でそうだと思います。家では元気でよく話すのに、学校に行くと全く話さなくなるといった様子が長期間にわたって続きます。言語能力や発声気管などに問題はないため精神的な病気に振り分けられます。

緘黙症には種類がある

一言に緘黙症と言っても場面緘黙症と全緘黙症が存在します。

●場面緘黙症……特定の場面で話せなくなる

●全緘黙症……全ての場面で話せなくなる

 緘黙症児は、割合的に全緘黙よりも場面緘黙の方が多い印象があります。

6歳~12歳まで場面緘黙症児でした

実はわたしも小学校での6年間は場面緘黙児でした。

家では問題なく話せるのに、学校に行くとほとんど話せなくなってしまうのです。何故そのようになってしまったのか、原因は自分でも分かりません。

話さないわたしに友達はいつも不思議そうな顔をしていました。わたしの場合、授業で発表する時は問題なく話せるのですが、休み時間や登下校中の友達との会話が全く出来ないのです。

一方的に話す友達に「うん、うん。」と相槌を打つのが精一杯でした。

親も先生も場面緘黙という症状を知らなかったのでしょう。学校で話さない事を、高学年になるにつれ責められるようになりました。

親からは「どうして学校で話さないの?家と同じように話せば良いのに」

先生からは「あなたの欠点は話さない事」

という言葉を投げかけられました。とても辛かったです。だって話さないのではなく、話せないのですから。話そうと思うと、喉で言葉が止まる感覚でした。

そして、話さないまま小学校を卒業しました。

小学校を卒業した後は、中学入学という環境が変わったのを機に徐々に話せるようになりました。きっと友達も環境もガラリと変わったことで、何か心の中で変化があったのだと思います。

33歳になった現在では、全く問題なく話すことが出来ます。

場面緘黙症の具体的な解決方法

緘黙症の改善には早期発見・早期治療が必要です。

保育園や幼稚園・学校で友達や先生と話せない状況が1ヶ月続いているようなら専門機関を受診してください(病院であれば小児も診てくれる心療科や精神科が望ましいです。他にも療育で改善されるケースもあります。)

中には「大人になったら治る」といった間違った対応をされることもありますので、カウンセリングや箱庭療法といった具体的な治療を行ってくれるところを探しましょう。 

経験者は語る親にはこうして欲しい

緘黙症で1番辛いことは、周囲の理解がない事です。

話さない事でいじめが起こる場合も十分にあります。最も身近に居る親ですら、この病気を知らないと気づいてくれないのです。ですから、親には長期間に渡って学校で「子供が話さない」といった様子が見られたら、すぐに専門機関に連れて行ってあげて欲しいです。

わたしのように大人になったら治るケースもありますが、その間子供の学校生活は辛いものとなります。

そして、緘黙症に対する正しい知識を身につけて子供と一緒に改善していく気持ちで見守ることが大切だと感じます。

場面緘黙症がよく分かる本【3選】

▲緘黙症児だった作者の体験が書かれているコミックエッセイ。可愛らしい絵でとても読みやすいです。緘黙症児だったわたしにとっても、あるあるの連続でした。

▲こちらもエッセイです。「かんもく少女が同人BL漫画を描いて人生救われる話」という一風変わった視点で描かれています。

▲絵本なので読みやすく、実際に緘黙症を患っている子供が自分の事を理解するためのガイドになってくれます。周囲の子供にも緘黙症を理解してもらうための1冊にもなります。

最後に

元・緘黙症児として思う事は、緘黙症で良いことなんて1つもなかったということです。話したい・刺激を受けたい時期に、じっと押し黙って過ごしていたんですから。今は昔と違って緘黙症への理解も進んでいますが、まだまだだと感じます。子供が子供らしく過ごすために、大人が気づいてサポートしてあげる環境になれば良いなぁと感じます。