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アンパンマンにおけるバイキンマンの存在意義

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アンパンマンの世界で絶対的な悪役・バイキンマン。

物語終盤で「アンパンチ」を受けて、遥か遠くまで飛んでいく様は清々しさすら感じさせます。

何度、やっつけられても悪事を働くバイキンマン。

彼のアンパンマンワールドにおける存在意義とは一体、どのようなものなのでしょうか。

バイキンマンの本当の目的とは?

公式HPでは、バイキンマンのことをこう説明してあります。

アンパンマンを たおすために バイキンせいから やってきた。

これは私たちがあらかじめ知っているバイキンマンの姿です。

アンパンマンを困らせ、隙あらばやっつけようとします。

アンパンマンを倒したその先に、自身が征服する菌がはびこる素晴らしい世界があると信じ、日々アンパンマンに闘いを挑み続けているのです。

ただ、このバイキンマンの目的はアンパンマンがこの世界から消えた途端、成し得なくなってしまう運命にあります。

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アンパンマンとバイキンマン

アンパンマンとバイキンマンは「光と影」として存在しています。

絶対的な正義のアンパンマンに対し、みんなが嫌がることをする分かりやすい悪であるバイキンマン。

この2人の関係が物語の主軸になっていますね。

でも、この2人の関係は絶妙なバランスで成り立っています。

どちらかがどちらかをやっつけてしまうと、そこで物語はお終いです。

何故なら、バイキンマンはアンパンマンをやっつけ、人々を困らせることを生きる糧とし、アンパンマンは、そのバイキンマンが存在する故に困った目に合っている人を助けることを生きる糧としているからです。

アンパンマンの世界観を如実に表している「アンパンマンマーチ」の歌詞。

何のために生まれて 何をして生きるのか

まさにアンパンマンの生きる理由である「困っている人のために」を失わせないために、バイキンマンは存在しています。

バイキンマンもまた、絶対的な正義であるアンパンマンを倒すことを目的に生きているのです。

「アンパンマン大研究 」では、やなせたかしさんのこんな言葉が記されています。

アンパンマンとばいきんまんは、光と影、陰と陽、あるいはプラスとマイナスのような関係です。どちらか一人だけでは存在できません。お互いそのことをよく知っているのでしょう。

バイキンマンの揺れ動く心が垣間見えた放送回

「アンパンマンとイタイノトンデケダケ」

集団食中毒が蔓延し、アンパンマンはみんなを助けるためにイタイノトンデケダケを探しに洞窟へ来ました。

しかし、洞窟では先回りしたバイキンマンが居てイタイノトンデケダケを盗んでしまいました。

イタイノトンデケダケを取り返すためバイキンマンを追うアンパンマン。

そして2人は川の中へ。溺れるバイキンマン、その反対方向へ流れていくイタイノトンデケダケ。

どちらを選ぶか?アンパンマンはバイキンマンを助ける選択をしました。

バイキンマンを無事、救出しましたが力尽きたアンパンマン。

一方、助けられたバイキンマンはいつものような台詞をアンパンマンに吐きます。

「ハヒフヘホー!おまえはホントにお人好しだよな。オレ様を助けたために肝心のイタイノトンデケダケは全滅。いや、馬鹿もいいとこだ!」

笑うバイキンマン。

そのままどこかへ逃げるのかと思いきや、スッキリしない様子で力尽きたアンパンマンを見つめます。

「オレ様を助けるなんて、余計なことしやがって……。」

バイキンマンは何を思ったか、その場を離れました。

向かった先は、イタイノトンデケダケが生えている場所。

洞窟中を探し回り、やっとのことでイタイノトンデケダケを見つけました。

それをアンパンマンの側に置き、そっとその場を立ち去ったのです。目を覚ましたアンパンマン。側にあるイタイノトンデケダケに驚きました。

「どうしてこんな所に?そうか、ばいきんまんが持ってきてくれたんだ。ありがとう、ばいきんまん。」

アンパンパンはそれを持って子供たちのもとへ飛び立ちました。

その様子を陰で見ていたバイキンマンは顔を赤らめ言いました。

「へっ礼を言われたくてやったんじゃねえぞ!」

改めてバイキンマンの存在意義とは?

バイキンマンはアンパンマンワールドにおいて、必要悪だと言えます。

バイキンマンの存在がアンパンマンを輝かせるし、バイキンマンもまたアンパンマンによって輝くのです。

最後に再び、やなせたかしさんの言葉をご紹介。

「人生、90歳からおもしろい!(やなせたかし著)」

バイキンが敵役で登場してメーンキャラをはっているのは世界中でアンパンマンシリーズだけではないのかな?

ところがこれがズバリ適中!

なぜかといえば、生きるということはバイキンとの戦いを避けて通ることは不可能!
それではバイキンを全滅させればいいのかといえば、その時は人間そのものも死滅してしまう。パンも酵母菌、イースト菌
がなければつくれない。しかしインフルエンザ菌とかいろいろ怖いバイキンもいて戦わなくてはいけない。健康であるということは善玉菌と悪玉菌のバランスが良好な状態。

これは国家の成立についてもいえることで、独裁、専制はファシズムの危険がある。
だから、アンパンマン
対バイキンマンの戦いは永久にくりかえされるわけで、そこにバイタリティーが生まれる。