朝ごはんは1日の始まりに欠かせないものです。
朝食を摂らないと、頭の回転が鈍くなったり、体温が低くなる傾向があります。
ですから、子供には学校や保育園・幼稚園に行く前には朝食を食べていってもらいたいところです。
でも、みんながみんな朝食をしっかりと食べられるわけではありません。
朝は「何だか食べる気しないなー」なんて気分になることは大人でも頻繁にありますよね。うちの娘も朝ごはんを出したは良いけど、全然箸が進んでない!なんてこともありました。
朝食が食べられない理由
朝ごはんを食べられない子には3つ理由があります。
①食が細い
②前日の夜ご飯を食べ過ぎた
➂起きる時間が遅い
娘の場合は①と➂が主に当てはまっています。
食が細いと言ってもムラがあり、食べられる時間や日がまちまちでした。
やはり朝は一貫して食欲が湧かないようでしたね。
朝食が食べられるようになった具体的な方法
そんな娘に朝食を食べてもらうために、行った対策はたったひとつ。
おかずと主食の量を半分に減らす
ただこれだけです。
具体的には、今まで朝はお味噌汁・ウインナーと目玉焼き・ご飯だったのを握りこぶし半分の大きさのおにぎりとお味噌汁だけに減らしました。
握りこぶし半分の大きさのおにぎりですから3~5口くらいで食べ終わってしまいます。お味噌汁も茶碗半分の量です。
誰が見ても「だいぶん少ないなぁ。」と感じるくらい。
でも、この量を減らすという作戦が功を奏したようで、朝ごはんが徐々に食べられるようになったんです。
食欲が湧かないのに目の前にずらっと食事を並べられたら、それだけで食欲がなくなりますよね?
食べられない子には、そのずらっと並んだおかずがプレッシャ―になるので、視覚的にも減らした方が良いんです。
「これなら食べられそう」→「食べられた!」
の繰り返しが大事で、完食したということが自信になり、朝食を食べるという習慣づけになります。
成功体験の積み重ねですね。
食べないことを繰り返すと、それが当たり前になってしまうので一口でも食べることを意識すると良いです。
遅い時間に起きる子にも
朝食減らし作戦は遅い時間に起きる子にも有効です。
理想は早起きさせて、軽い運動でお腹を空かせることなんですが、朝からこっちもそんな手間はかけてあげられません。
遅い時間に起きる子を、いきなり朝ごはんを食べさせるために早くから起こすのは大変なんです。
だから、最初から早い時間に起こすのではなくて、時間内に食べきれる量に変更したほうが賢明。
食べないよりわずかでも美味しく食べるを心がけると、良い結果に繋がると思います。
食べられない子に食べさせる弊害
食の細い子はなんかは特にそうですが、まだ体の食べる準備が整っていないのに無理に食べてしまうと、給食が食べられなくなったり、食べた後で苦しくなったりと1日中、不調を引きづってしまいがち。
「朝ごはんをしっかり食べる」メリットはたくさんありますが、それをデメリットが上回ってしまっては本末転倒です。
子供が朝食を食べられないのには理由があります。
まずは『量を思いきって減らす』ことから始めてみるのはどうでしょうか。
おしまい。
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