田村由美のマンガが好きすぎるので、全力でおすすめします。

田村由美さんの7SEEDSを久しぶりに読み返しまして、田村由美熱ともいえる病がぶり返しました。

このブログでも、何度か田村さんの作品をちょこっとおすすめしているのですが、『ちょこっと』の紹介では熱が治まりきらなくなってきたので、今回は大胆に惜しみなく知っている人にしか分からない情報を交え、改めて「ここがたまらないのよね~」といったノリで書き綴っていこうと思います。

※田村由美さんのマンガを読んだことがない方には、全く楽しめない内容になっている恐れあり。しかもネタバレ大いにあり。

 

それでは、現在発売されている単行本シリーズひとつひとつを大いに語っていきます。  

 

7SEEDS(完結済み)

わたしの田村由美熱をぶり返させた犯人とも言えるべき作品。「どんだけ長く続くんだよ」と、連載中は思いましたが、最終巻となった35巻を読み終えると1巻から答え合わせのようにまた読みたくなるという強力な引力を持っていることに気づきます。

なんせ35巻もあるものですから、1巻からまた読み始めたら平気で1日潰れるという仕事も家事も全く捗らない事態になるので、たっぷりと余裕がある時を選んで読み始めることをおすすめします。

仕事の締め切りや家事が溜まっている時には、決して読まないでください。

 

7SEEDSのあらすじ

7SEEDS」とは政府のあるプロジェクトの名前である。学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。

人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。それは若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断したら解凍が行われて放出されるというものである。人類の種を災厄が過ぎ去った後の世界にも残そうという壮大な計画であった。

7SEEDSプロジェクト」は国ごとに行われ、日本では7人ずつ5チーム「春・夏A・夏B・秋・冬」に分かれている。選ばれる基準は様々で、遺伝性の病気や早死にした者・犯罪者が身内にいないこと、本人の健康状態、生殖能力の有無、豊かで問題のない家庭に育った、容姿も麗しい、できればある分野に秀でている、などである。

それでも選びきれずに、最後の基準として、「名前に季語が含まれている」ことを加えた。

引用:7SEEDS - Wikipedia

政府のプロジェクトとして未来に送られた人間は、自分で望んだもの・望まなかったもの(知らなかった)に分かれるんですが、その両方の人間にドラマがあって登場人物一人一人のエピソードが丁寧すぎるくらいに書かれています(田村由美の得意技)

想定しない生き物がいる・現代の文明が残っていない。希望を持って生きていくには過酷過ぎる状況で大多数の参加者たちは、このプロジェクトに選ばれたことに恨みとも後悔ともとれる感情を抱くようになります。(もちろん例外もあり)

そんな冷酷とも取れるプロジェクトに関わった人物(選別する側の人間)に関しても、人間像や信念が惜しみなく描かれています。

あらゆる視点から描かれているので、まるでミルフィーユのように何層にも重なった人間模様を楽しめます。

 

あと、7SEEDSでは欠かせない切ないポイントがあります。

それは容姿端麗・性格抜群(もしくは最初クズだったけど更生パターン)のキャラがあっさりと死んでしまうこと。

オオカミに食べられたり、仲間を助けるために自分で命綱を切ったり、「中心人物になってもおかしくない」魅力あるキャラを殺してしまうあたり「た……田村先生(涙)」となります。

読んでいるほうの胸を容赦なく締め付けるマンガだと心したほうが良いです。

 

BASARA(完結済み)

出ました、大河ドラマならぬ大河マンガ。いや、それくらい壮大なんですよ。

 BASARAのあらすじ

20世紀末。ある大予言者の予言通り、地球は滅亡の危機を迎えた。文明は滅び、国は暴君が支配し、人々は圧政に苦しんでいた。

それから300年後の日本。山陰地方の白虎の村に、運命の子供が誕生した。その名は「タタラ」。日本を救う革命家として、白虎の刀を携え、残りの朱雀・青龍・玄武の刀の継承者を探す旅に出る。

引用:BASARA - Wikipedia

運命の子供と思われた「タタラ」が、宿敵・赤の王の軍団にあっさり殺されてしまうところから物語が始まります。

そこで双子の妹である更紗がタタラに祭り上げられ、赤の王(父親の国王も)を倒すために旅をしていかなくちゃならないといった、少女にとてつもないものを背負わせるストーリーとなっています。

見どころポイント

・更紗(タタラ)と赤の王(朱里)が恋愛関係になる
・主要人物がバタバタ死んでいく(また)
・更紗と赤の王がお互いの正体に気づく
・朱雀とか白虎とか出てくる剣の名前やキャラの名前が格好良い

とくにお互いの正体に気づく場面がヤバいです。「かけがえのない大切な人を、村を奪ったのはあなた(お前)だったのか?」と、お互いが喪失感の塊みたいな感じになっちゃいます。

 

猫mix幻奇譚とらじ(未完)

未完なのであまり多くは語れませんが、猫mixのとらじがとんでもない可愛さです。

 

ミステリと言う勿れ(未完)

こちらは始まったばかりの連載なので、1巻しか出てません。

読んだ時は「あぁ、これ田村由美の得意分野だな」と感じました。

 

まとめ

最後のほうはサクッとした説明過ぎて熱の偏りがおかしかったですが、間違いなく言えるのは『田村由美の作品は人生に深みを与えてくれる』ということです。

あと絵柄もドラマチックだし、読んでる側の人生観を平気で覆してきます。

 

では最後に、田村由美さんがマンガの中で登場人物たちに出させている(答えさせている)あるクイズで終わりたいと思います。(たぶん有名なやつだけど、田村先生のお気に入り)

わたしはこのクイズひとつとっても、田村作品の作風を如実に現わしているなぁと思って『もののあはれ』を感じてしまうのですが、みなさんはどうでしょう。

 

クイズです。

「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の生き物ってなーんだ?」

 

 

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