場面緘黙との向き合い方~ひょっとしたらあの子も~

雨の日の落ち着きモードなので、今日は昔の私も絡めて場面緘黙について書いていこうと思っている。

 

何を隠そう、私は幼少期から筋金入りの場面緘黙で保育園から小学校卒業まで友達や先生と全く話せない女の子だった。今はネットで調べれば緘黙症の情報はいくつか出てくるし、こんなマンガだって発売されている。

と言っても、緘黙症はかなりマイナーな症状なので「話さない」「極度に大人しい子」がいても「あの子はそんな子だからね」と未だに先生や親からも見逃されがち。今まで出会ったことありませんか?喋らない子。やっと喋ったと思ったら「うん」「ううん」だけの子。

 

場面緘黙で困ることは山ほどある。

その年代に必要なコミュニケーション能力を養えるチャンスがなかったり、からかわれたり、果ては喋らない事を責められたりする。

一番つらかったのがこの『責められる』

友人たちは「どこに声あるの~?」と面白半分に言う。教師は「あなたは喋らないからダメなのよ」と言う。親は「家では話せるのにどうして学校じゃ話せないの?」と言う。

みんながみんな何気なく発言したことだったり、私に対する苛立ちもあったんだろうけど1人に対していくつもの責める言葉が集まってくる。それは同時に「あの子は話さない子」のレッテルをべったり貼る結果になって、更に話せなくなる。

まさに悪循環。

 

娘の友達にも娘が何か話しかけても、ポンッと返事が返ってこない子がいる。

その子を見て私の母は「冷たい感じの子だね」と言っていたけど、その子の様子から(ひょっとしたら緘黙なのかな?)と思った。

話しかけられた時の何か言いたげな感じ。

実際に緘黙症かどうかを確かめることは出来ないけど、そういう可能性もあるってことを頭において接していくことが大切だと思っている。 

私の母が言ったように「冷たい」そのイメージで思考を止めてしまってはいけない。発達障害もそうだけど『ひょっとして』の可能性を考えることでお互いが生きやすい社会になると信じている。

 

あともうひとつ。

このツイートにあるように、緘黙症は年月が経てば自然と良くなる(ほぼ普通に発言出来るようになるという意味で)

ただ話せるようになるまで本人は沢山嫌な思いをしているので、自分の子が「場面緘黙かも」と心当たりがある人は学校に相談したり、小児科や小児精神科に「こういう様子が気にかかるから診てもらえるのか」と確認の電話をしてから診てもらって早めに対処すると良いと思う。