納豆パスタを食べる

箸でぐるぐる鍋で煮られているパスタを混ぜる。

2時間前、娘が市外の巨大イオンに出かけて行き私は一人留守番となった。昨日買ってきた2匹のメダカを眺めながら仕事をしていると、小腹が空いてきた。余り物のマヨタマがたっぷり乗ったテリヤキピザを1枚食べる。しなびた玉ねぎ入りの串カツも2本食べた。

食べれば食べるほどお腹が減る、最初は小腹が空いていただけだったのにスイッチが入ってしまった。「私のお腹はブラックホールなんじゃないか……」よくそう思う。そうしてデブが作られるんだな。

 

「久しぶりにパスタでも食べるか」

物足りなかったのでパスタを食べることにした。

時々無性に納豆パスタが食べたくなる。私が納豆パスタを作る時は大抵一人だ。納豆は人により好みが分かれるものだし、誰かに作るにはリスクが大きい。誰かと一緒に食べる時には大抵、トマト風のものかカルボナーラ、はたまた野沢菜&ベーコンのシンプルなやつにしている。

納豆パスタを食べることは贅沢であり、私のひそやかな楽しみ。

お湯に塩を入れ、パスタを茹でる。茹であがったパスタにネギを乗せ、たれと混ぜた納豆。キムチがあればそれも。

f:id:mamakoso:20180430130836j:plain

こうして私の納豆パスタが完成するのだが、見た目はあまり美しくない。でも抜群においしい。フォークが止まらない。納豆パスタを食べる時いつも納豆のスペックの高さを思い知らされる。ご飯にも合うし、トーストにも合うし、パスタにも合う。しかも健康に良いときたもんだ。

納豆が人間だったら、付き合うには魅力的でないけど結婚したら安定感ハンパないタイプだろう。

 

パスタを作っている時にいつも考えることがある。

いつからスパゲッティをパスタと呼び、ホットケーキをパンケーキと呼ぶことになったかということだ。気がついたらそうなっていたという他にないのだが、スパゲッティがパスタになってからホットケーキがパンケーキになってからより市民権を得た気がしている。

お洒落な食べ物風で若い女性に大人気。めざましテレビはスパゲッティとは絶対に言わない、パスタだ。ホットケーキとは言わない、パンケーキ。

「スパゲッティ食べに行こう!」とはならないが「パスタ食べに行こう!」にはなる。「ホットケーキ食べに行こう!」にはならないが「パンケーキ食べに行こう!」になる。私だって鎌倉スパゲッティより鎌倉パスタのほうがいい。

 

そんなことを考えている間にパスタは茹であがる。

フォークに巻こうとするが上手く巻けない。パスタと納豆を良い感じで巻こうとすると「お前に食べられてなるものか」と納豆が絶妙なタイミングでこぼれる。

皿の上ならまだしも、最悪にも座っている椅子に落ちることもある。

食べにくいので結局、箸で食べることになる。お洒落もなにもあったもんじゃない。

 

納豆パスタについてくだらないことを考えていると、あっという間に時間が過ぎていた。もうすぐ娘が帰ってくる。