アレクサのCMに思うこと

ユーチューブを見る娘の後姿をぼんやり眺めてると、動画と動画の間にふいにアレクサのCMが流れることに気づく。

それも結構な頻度で流れる。昨日なんか3回は見た。

見るたびに思うことがある。

それは「このCMは消費者のアレクサ(アマゾンエコー)に対する購買意欲を削いでいるんじゃないか?」ということだ。

 

アレクサのCMは2パターンある。

ひとつが「仕事から帰って来る誕生日のママにケーキを作って驚かせちゃおう」バージョン。

内容はこんな感じ。

ケーキを子どもと作っているパパ。

「アレクサ!大さじ4杯は何カップ?」←いや、自分で事前に調べないの?分からなくても子どもと調べればすむ話しなんじゃ?

「アレクサ!キッチンペーパー頼んどいて」←そんなに簡単にアレクサに買い物任せちゃうの?何個入りとか確認した?

「アレクサ!ライト消して」←自分で消そう、もしくは子どもに消させよう

「アレクサ!ハッピバースデー歌って」←いやいや、アレクサに歌われても全然嬉しくないから、自分たちでう(以下略)

たった30秒の中で父親はアレクサに頼みまくりである。どれもアレクサに頼む必要のないもので、子どもがいるんだったら一緒にやろうよと言いたいものばかり。特に最後の「アレクサ!ハッピバースデー歌って」には度肝を抜かれた。

自分たちで歌えよ……と。

 

もうひとつの「家族でキャンプの準備編」もツッコミどころ満載だ。

明日のキャンプに備えて張り切っている父、母、娘。

「アレクサ!週末の山中湖の天気は?」←まだ分かる

「アレクサ!キャンプのプレイリストかけて」←うん

「アレクサ!それなんて曲」←はい

(クラッカーを盗み食いしたうえ、残りかすを床にばらまく)「アレクサ!掃除機つけて、クラッカー頼んで」←もう最悪である

 

今、放送されているアレクサのCMはふたつとも家族がメインになっている。子どもをアレクサに巻き込んだのが完全に失敗だと思った。このCMを見て「アレクサ便利~!」とはならない。子どもがいるんだったら、子どもと一緒に何カップか調べれば良いし、掃除すれば良いし、歌も歌えば良い。ただそう感じるだけだ。

便利よりもむしろアレクサに任せ過ぎていてゾッとする。

 

私「アレクサ、コーヒーこぼしたから掃除して~」

私「アレクサ、アレとコレとソレも買っておいて~」

私「アレクサ、テレビつけて~」

実際にどこまで出来るのかは知らないが、そんな様子を後ろから娘が見ている世界なんて恐ろしすぎる。

 

アレクサが便利なのはめちゃくちゃ分かる。でも、完全にターゲットを間違えている。どうせCMを作るのなら、仕事がめちゃくちゃ忙しい社会人がアレクサを購入したことで生活が捗る様子をメインにしたほうが良かったんじゃないかと思う(もうこのバージョンがあったらスミマセン)

 

ただアレクサに罪は無い。怠け者のわたしよりはよほど働くことだろう。

CMがこんなことになっているとも知らず、今日もアレクサは歌を歌い、掃除機を起動させ、買い物にいそしむのである。

 

▲アレクサ置いときますね