遠足のおやつ交換禁止ルールについて

「おやつ交換ダメなんだって」

遠足の前日に娘からこんな話を聞いた。

その少し前には「AちゃんとBちゃんとおやつ交換したい!」と声を弾ませて話していた娘。が、おやつ交換禁止と聞いて何とも残念そうな様子。

 

残念そうな娘には申し訳ないが、この『おやつ交換禁止ルール』を聞いて「学校やるじゃん」と嬉しくなってしまった。

禁止の背景は「アレルギーの子がいる場合もあるから」ということだった。

うちの娘も以前は卵アレルギーで苦労したので、アレルギーを持つ親御さんの気持ちは痛いほど分かる。小学生でも自分のアレルギーについて分かっているようで分かっていない。どうしても大人が先回りして口に入れないようにするしかない。

それに給食でアレルギーのある食材をよけてもらっても、遠足でおやつ交換したら意味ないもの。

 

私が「やるじゃん」と感じた理由はそれだけではない。

ちゃんと「アレルギーを持つ子が、その食材を食べてしまったらどうなるのか?」も教えてもらったようで「息が苦しくなったり、死んじゃうこともあるんだって!」と娘が鼻息荒く私に説明してくれた。

ダメで止めずに、なぜいけないか?を教えると子どもは納得しやすい。

 

娘を小学校に通わせるようになって、個々の病気への理解が20年前・30年前に比べて随分と深くなったなぁと感じている。

発達障害に関する相談プリントも年に何回か配られるし、プールの時期になると入れるかどうかの確認のお知らせもある。(何らかの理由のある子はラッシュガードでも良いことになってるし)

小学校に入ってもなんやかんやと健康上の問題で心配なことはあるもので、ここまで配慮してくれると親として非常に有り難い。

 

そんなおやつ禁止ルールを娘から聞かされた矢先、石川県限定のニュースで『今どきの遠足はおやつ交換なし!?』という特集をやっていた。

う~ん、なんてタイムリー。

「今どきの小学校は遠足でおやつ交換禁止なんだそうです」とリポーターの女性が話す。

その女性によると、アレルギーを持つ子は昔と比べて1.5倍も増えているらしい。

インタビューされた子どもたちも「残念だけど仕方ない」と理解しているとのことで、「アレルギーを持つ子への配慮としてとても良いことだ」と締めくくっていた。

 

気を付けるのは学校側だけじゃない

アレルギー限定で言えば、放課後遊びの時だって手軽におやつは持たせられない。

遊ぶ子の中にそういう子がいるかもしれないからだ。よく知っている子同士なら持たせることもたまにあるが、そうでなかったら持たせない。

それは誰かの健康を守るためでもあるし、トラブルに巻き込まれないためでもある。

 

アレルギーにしても発達障害にしても、個々の個性や症状に対して学校側が率先して配慮している姿勢を見せるだけで、こちらの意識も自然と高まる。

久しぶりに「有り難いな」と感じる一件だった。